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痛風って遺伝するの?

生活習慣が主な原因と言われている痛風ですが、実は遺伝の可能性もあります。特に、まだ若い年齢や女性でも痛風になる理由として、遺伝の可能性が疑われる可能性が考えられているので、ここでは遺伝と痛風の関係性について解説してまいります。

痛風は遺伝も影響する

痛風には遺伝子的な要素が絡んでいます。ただ、遺伝子の影響があるのは尿酸値の調整能力で、痛風という病気そのものが遺伝することはありません。

痛風は体内の尿酸値が高くなりすぎて、尿酸が結晶化してしまう病気。そのため、体の中の尿酸量を調節する機能は「痛風のなりやすさ」に関わってきます。

例えば、尿酸値を体外へ排出する機能に変異があったら、常に尿酸値が高いままで、いつ尿酸が結晶化し発作が起こるか解りません。このように、尿酸値の調節機能は痛風にとって重大な機能です。それが遺伝子に左右されるとしたら、いくら食事制限などを行っても意味がないかもしれません。

ただ、尿酸値に影響を出す遺伝子が現れる可能性は高くありません。ほとんどは遺伝と言っても、尿酸値調整にちょっとした影響を与える程度で、遺伝と生活習慣との組み合わせで発症することが多いと考えられています。

家族に痛風患者がいると発症率は高くなる

両親のどちらかが痛風を持っていた場合、少しだけ他の人よりも痛風を発症する可能性が高まります。親族に痛風の人がいる場合、痛風になる確率が男性1.27倍、女性1.40倍と高くなるといわれているのです。

しかし、親が痛風だと自分も痛風になりやすいというのは、遺伝子よりも家族に染みついた生活習慣が関係しているといえます。

家族は生活習慣が似てくるものです。親が毎日ビールを飲む習慣を子供のころから見ていれば、お酒を毎日飲むことが普通になり、飲酒の回数も通常より多めになるでしょう。食卓に出るメニューも普段から肉類中心となっていればそれが普通となり、気づかずに痛風になりやすい体を作っていることとなります。

痛風と生活習慣に深い関わりがあるということは、間違いありません。そのため、家庭で築かれた生活習慣が大人になっても続くと、尿酸値がずっと高い状態が続き、痛風を発症する可能性が高まると言えます。

「親が痛風だったから、遺伝で痛風になってしまった」と考えている方は多いかもしれませんが、食事や運動に気を配っていれば防げる可能性が高いのです。

高尿酸値の要因には2つのタイプがある

尿酸値がなかなか下がらない、高いままとなってしまう原因は2つのタイプにわかれます。尿酸生産過剰型・尿酸排泄低下型で、文字通り、尿酸を大量に作りすぎるタイプと、尿酸の排出が難しいタイプです。どのようなメカニズムなのか詳しくお伝えいたします。

尿酸生産過剰型

体内で尿酸を作りすぎてしまうタイプです。尿酸は食べ物が消化され代謝されていくときに最終的に生まれる産物で、抗酸化作用があり、老化や血管の障害を抑制してくれる体にとって大切な物質。 その尿酸の発生量に変異が起こり、尿酸が大量に作られるとこのタイプに当てはまります。このタイプは、排出しても排出しても追いつかないくらい尿酸が作られるので、体内の尿酸値が高いままとなり、痛風になりやすくなってしまいます。

尿酸排泄低下型

尿酸は尿として体外へ排出されますが、その排出がうまく働かず体に貯まるタイプ。これは腎臓の機能が低下しているために起こっています。生産過剰型とは真逆で、尿酸の生産量は平常でも排出されないので、体に貯まってしまい、尿酸値が常に高い状態となってしまいます。ちなみに、日本人はこのタイプが多いようです。

尿酸値に影響を及ぼす「ABCG2遺伝子」

痛風に影響をもたらす遺伝子には「ABCG2遺伝子」があります。ABCG2遺伝子とは、尿酸を体外へ排出することに関わる遺伝子です。

2004年に台湾にある研究グループが、詳細不明の痛風遺伝子があることを発見し、2009年に日本の防衛医科大学にて、「ABCG2遺伝子」と特定されました。この遺伝子は消化管の中に存在し、消化管から尿酸を排泄する時に作用しています。

ABCG2遺伝子に変異があると、尿酸を排出する機能が通常よりも低下する恐れがあり、人によっては基準値の半分程度の排出しかできないこともあります。また遺伝子に異変があり、尿酸の排出機能が低下していると、痛風を発症する可能性が26倍にも高まります。親族に痛風が多い場合は、一度遺伝子検査を受けてみてもよいかもしれません。

気になる人は遺伝子検査を!

ABCG2遺伝子に異変があるかどうかは遺伝子検査で調べることができます。遺伝子検査とは、特定の遺伝子を解析して、生まれもって病気になりやすいかどうかや、自分の知られざる体質を知ることができる検査です。

検査では、「Q126X」または、「Q141K」に変異があるかを見ます。「Q126X」に変異があると尿酸の排出する力をほとんど失っている状態です。「Q141K」に異変があっても、自力で尿酸を排出する力は半分ほどになっています。

検査方法は、血液または唾液を採取するのみです。それらを検査機関で解析して、結果を届けてくれます。費用は約1万3000円。ガンの遺伝子検査では何十万円することもありますが、痛風だとまだ手が出せる価格となっていますね。

遺伝子検査ができるクリニックは限られています。遺伝子専門クリニックが一番の候補ですが、近くにそういったクリニックが無い場合は、最寄りの病院に電話で聞いてみると良いでしょう。検査機関と連携して、採血を行っている可能性もあります。

大切なのは普段の生活習慣

遺伝により痛風になるリスクが高まることがわかりました。ですが、誰でも痛風を必ず発症するわけではございません。食生活に気を使っていれば、発症を防ぐことは可能です。

遺伝だけで痛風になることはあまりなく、生活習慣と掛け合わさることで発症する可能性が高くなります。また、逆に言うと遺伝子に問題が無かったとしても、生活習慣が自堕落だと、痛風になってしまう可能性は十分にあります。

すでに尿酸値が高いと医者に言われている方は、食生活の見直し、運動の取り入れ、サプリメントなど健康食品の利用を検討し、痛風防止・改善につなげてください。